ビジネスで成果を出すには「仮説ありき」の施策が大切だ、
これは経営者なら誰しもが一度は口にしたことがあると思います。
でも最近、「全部が全部、仮説で固めた施策」って、
ちょっと重たすぎやしないか?と思うようになりまして。
仮説をガッチリ立てて、その通りに動く。
確かに効率はいいし、失敗も減る。
でもその反面、変化球に弱くなるし、
何より“面白さ”が減るんですよね。
私の領域でいうと、例えば広告戦略だとしたら
Googleのリスティング広告だけやっていれば
安定してお客さんは来てくれるし費用対効果がいい。
だけど、10〜30%くらいの予算は
不確定なものに投資したほうが
将来的に伸びしろがあると思ってます。
そういう戦略の元で、費用対効果が不安定な
SNS運用やSNS広告・ポスティング・看板・フリーペーパーなども
やっています。
で、色々試してみた結果、感覚的にうまくいってる比率がこちら:
仮説ありきの施策 → 7割
仮説無し(遊び・直感)→ 3割
このバランスが、
質とスピードのちょうどいい落としどころになってるなと感じています。
特にこの3割部分。
ここ、けっこう侮れません。
「とりあえずやってみる」
「仮説なんていらん、面白そうだからやる」
「無駄かもだけど、もしかしたら当たるかも」
——こういう“余白”が、結果的に次のヒットの種になることがある。
もちろん、この“遊び”部分を5割、6割と増やしすぎると、
ただのノープランになるので注意。
ポイントは、30%くらいの「許容できるメニュー」にとどめること。
社内で企画を回すときも、最初から100点を目指さず、
「この3割のメニュー、変化球だけど許せるか?」
とチームに聞いてみると、案外うまくまとまったりします。
正解が読みにくい時代こそ、仮説と遊びの“ハイブリッド戦略”。
7:3の黄金比、ちょっと意識してみると面白いかもしれません。
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編集後記
100%の力で業務をこなすのもバランス悪い。
70%くらいに抑えて、遊びを設けたほうがなんか上手くいくんだよね。