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★なぜ独裁がうまくいくのか
いやぁ、ビッグモーターの一件は衝撃を受けました。
もちろん道徳的に、経営陣がなにも知らなかったというのは
人間性を疑います。
しかし、私が驚いたのは
こんな独裁経営でも社員さんは6000人も働いている、
という現実です。
私が経営している会社で、私がこんな不正の指示をしたら
間違いなくみんな辞めてしまいます^^;
ビジネス観点でみると、この不正が横行している会社でも
1 業績は急成長して
2 採用も上手くいっている
この2点は現実にあるので、学びに活かさなければなりません。
深掘りすると、この問題には
「独裁」と「民主主義」の対立です。
ある程度、上手くいくいっている会社は
創業期の独裁から民主主義へ移行します。
分かりやすいように、私の会社で表現すると
インドアゴルフ事業の改善案を考える議題に対して
過度な民主主義だと
お菓子を用意しようとか、
お茶を用意しようとか、
「まぁ、やるに越したことはないよね」
っていう結論に陥ってしまうことがあります。
しかし、会社の目的は営業利益を積み上げることです。
上記の改善案でお客様が増えることはまずないでしょう。
つまり、民主主義は参加する人たちの思考の深さに依存するのです。
地方政治が抜本的な改革をしづらいのは、
市民の関心が低いからに他なりません。
・高齢者への福祉を厚くします!
・子どもを育てやすい予算をつけます!
・建設業界への公共工事も安定供給します!
とか色々公約を掲げていますが、
みんなの意見を取り入れすぎていて
結局なにも変わらないことが多いです。
意見をまとめると、
トップにはある程度の独裁面がなければ上手くいきづらいし、
その独裁を抑制する自己の倫理観が必要だと思います。
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編集後記
みんなの意見を聞くことは小学校以来、
日本人に染み込まされた感覚ですが、
経営や政治などの戦いの場では弱いです。