手とり足取り教えてあげたり、
学習環境を整えてあげても、
あまり意味がないことに気づきました。
思い返せば学生時代に
抜群の学習環境(塾+家庭教師+補講)の生徒と
ちょい上の学習環境(塾)の生徒とは
ほとんど成績に影響がなかった記憶があります。
もちろん、参考書を買ってもらえないくらいの親だったり
両親に問題が大有りで勉強どころじゃなかったり、
塾の選択肢がなかったりする家庭は、
成績に大きく影響していました。
ある一定の学習環境を与えれば
経営者・親の責任は果たしていて、
あとはその人の資質次第です。
馬を水辺に連れて行くことはできても
水を飲むことを強制できない有名な話と一緒。
いまの風潮では、寿司職人専門学校ができたり
ビジネス起業塾みたいなのができたり
「手とり足取り」のサポートビジネスが多いです。
しかし、自主学習の姿勢が身についていない限り
伸びしろが少ないですし、
たぶんそういうのに通っても上手く行きづらいでしょう。
昔の職人業界では「技は見て盗め」と言ったみたいですが
本当にその通りで、自発的に学習したことは一生忘れないのです。
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編集後記
自分の子が勉強できなくても、スポーツできなくても
一定の環境を用意してあげれば、義務は果たしているという
アドラー心理学みたいなことです。