「優秀な人を見極めるには、やれば終わる仕事ではなく、終わる保証のない頭を使う仕事を任せてみるしかない」。これは私が尊敬する先輩の言葉です。
この言葉が示すように、本当に優秀な人を見つけるためには、その人がいかにして複雑な問題に取り組むかを観察する必要があります。
たとえば、確認のレスは早いのに提案のレスが遅い人、雑用は迅速にこなすのに企画書を作るのが遅い人。こういった人々に共通するのは、「頭を使いたくない」という特徴です。
彼らはルーティン作業には迅速に対応できますが、創造力や論理的思考が求められる仕事になると途端にペースが落ちてしまいます。
しかし、現代のビジネスにおいては、単純作業はAIやSaasへ簡単に置き換えることができます。だからこそ、頭を使う仕事に対して積極的に取り組む人材が重要となるのです。
例えば、1ヶ月でお店の売上を30%アップする、というミッションがあるとします。
この課題に対して、ほとんどの人は固まってなにもできないでしょう。
なぜなら、売上を本気でアップさせるためには
・提案力
・企画力
・実行力
・想像力
・文献推理力
・論理的思考力
のすべてが必要だからです。
現場で作業する人はこれからも必要ですが、
ホワイトカラーはこれからどんどん少なくなっていくでしょうね。
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編集後記
フワッとした課題を
いくつもの行動タスクに落とし込むのが大事です。