「恐怖は不快ではない、安全は愉快ではない。不安とは君自身が君を試すときの感情だ。栄光を前に対価を差し出さなきゃならないとき、人生なんてくれてやれ。」
これは、陸上100m短距離をテーマにした漫画『ひゃくえむ。』の言葉です。
これってそのままビジネスにも当てはまると思いませんか?
ビジネスの世界にいると、誰もが何かしらの「不安」を抱えています。
新規事業を立ち上げるとき、大きな投資をするとき、競争相手に先を越されそうなとき…。
でも、この不安は「ダメなもの」ではなく、むしろ自分が次のステージに進むための試金石なんです。やることやっているから恐怖がついてくるんです。
たとえば、あなたが画期的なサービスを考えついたとしましょう。
でも、市場に受け入れられるか分からない。
うまくいかなかったら会社の資金が厳しくなるかもしれない。
そんな不安が頭をよぎる。
でも、その不安こそが「本気で勝負している証拠」なんです。
一方で、「安全」を求めることは心地いいですが、そこに大きな成長はありません。
安定した売上、変わらない顧客層、ルーティンワーク……確かに安心感はありますが、それだけでは次のレベルにはいけない。
安全圏にとどまるのは、長距離走でペースを守って走るようなもの。ビジネスはむしろ100mスプリント、一気に加速する瞬間が必要です。
そして、「栄光を前に対価を差し出さなきゃならないとき、人生なんてくれてやれ。」この言葉。要するに、本気で成功を掴みたいなら、何かを差し出す覚悟が必要だということです。時間、お金、安定、もしかしたらプライド……でも、それを惜しんでいるうちは、真の成功にはたどり着けません。
だからこそ、もし今、あなたが何かに不安を感じているなら、それはむしろチャンスの兆し。不安と恐怖を「試されている」と捉え、思い切って一歩踏み出してみませんか?
成功は、恐怖の先にしかないのだから。
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編集後記
漫画読むと、もろに影響を受けます(笑