取引先と打ち合わせして気付いたことがあって、
「悩んでる経営者は、悩むのが趣味かもしれない」
正直、最初は「いやいや、それは言いすぎだろ」と自分にツッコミを入れました。でも、あれから数年経ってみると……これ、案外的を射てるんですよね。
というのも、ビジネスでも人生でも、
やるべきことが見えてるのに動かない人って、結構多いんです。
「今はタイミングじゃない」
「今年は我慢、来年から羽ばたく」
「もう少し調べてからにしよう」
「周りがどう思うか心配で」
――そうやって、思考という名の霧の中をぐるぐると歩き回って、結局何も進まない。
この状態、何に似てるかというと、
ジムに通う気になってるだけで満足してる人。
ウェア買って、シューズ買って、
プロテインまで買ったのに、一度も走ってない、みたいな。
準備してる間は、「やってる感」があるから、ある意味で安心なんですよね。
でも本質は「逃げ」なんです。
行動するのが怖い。失敗したくない。
だから、「悩む」という安全な場所にずっといる。
もちろん、本当に悩むべきタイミングもあるでしょう。
ただ、その9割は、ただの足踏み。そう思いませんか?
僕自身、何かに悩んでるとき、「あ、今の自分、逃げてるな」って自覚するようにしています。そうすると、不思議と少しだけ前に進めるんですよね。「まあ、失敗してもいいか」と思えるだけで、一歩踏み出せたりする。
悩みの9割は、動き出せば消えます。逆に、動かなければ、一生その場に留まることになるかもしれません。趣味として悩むのも悪くはないですが、たまにはその趣味、休んでみるのもアリじゃないでしょうか。
今日も一歩、前へ。
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編集後記
解決策があるものは悩みじゃなくてただの問題。
すべての悩みを問題化していきましょう。