「お前の顔を気にしているのは、お前だけだ」
これは、あの名著『嫌われる勇気』に出てくるセリフです。
たとえば朝、鏡の前で髪の毛の流れがちょっと気になる。
ネクタイの色が今日の気分と合わない気がする。
あるいは、ちょっとした言い間違いをした自分を何時間も引きずってしまう。
でも、そのすべてを他人がどれだけ覚えているかというと、たぶん3秒です。
僕らは、自分の行動や見た目に対して過剰に反応しがちですが、
他人はそこまで僕らに興味がありません。
なぜなら、彼らもまた、自分のことを気にするのに忙しいからです。
つまり、「自分が思っているほど、周囲は自分を見ていない」というのが現実なんです。
例えば私が坊主ファッションを定着させた5年前。
取引先の社長さんたちは初回の打ち合わせだけ坊主についてのトークがありましたが、2回目以降は特になにもありません。
そのくらい私の見た目に興味がないんです。
これはビジネスの場でも同じで、
「こんな発言したら変に思われないか」とか
「失敗したら恥ずかしい」と思って行動を止めてしまう。
でも、実際には他人は1分後には忘れてるし、
気にしてるのは自分だけだったりします。
だから、「恥をかかないように」じゃなくて、
「恥をかいてでも動く」方が、はるかに得るものが多い。
もちろん、全部を開き直れってわけじゃありません。
でも、「どう思われるか」よりも
「何をしたいか」「何をすべきか」を軸にした方が、
人生もビジネスもずっと軽やかになります。
周囲の目を気にするのは、人間として自然なこと。
でも、それに振り回されすぎると、
自分の足で立てなくなってしまうんですよね。
「お前の顔を気にしているのは、お前だけ」
この言葉をポケットに忍ばせて、今日も一歩前に進んでみましょう。
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編集後記
周りを気にする感覚が昔からなかったので
この世は生きやすいです^^