「これであなたもからあげ副業が可能!生活も安泰!」
みたいな話、最近やたらと耳にしませんか?
もちろん、からあげの話は比喩です。
例の「生成AIで副業」ブームの話です。
一昔前はプログラミング、ウェブ制作、Canvaでデザイン、動画制作、タピオカ、カフェなどなど。。。
こういう話を聞くたびに思うのですが、
「誰でも簡単にできる作業」に、
果たして誰がお金を払うのでしょうか?
例えば、家にからあげ製造マシンがあり、
誰もがボタン一つで絶品からあげを量産できるとしましょう。
そうなると、あなたの作るからあげに、
わざわざお金を払って買う人は…まずいませんよね。
生成AIも同じです。
便利で高性能な魔法のような道具ですが、
それを“そのまま”使って儲けようという発想は少し夢見がちすぎます。
そもそも生成AIが得意なのは、
「だいたい妥当な平均点の出力」。
これって、商売の本質である「差」を生む力とは正反対なんです。
アーサー・C・クラークの言葉に
「十分に高度な科学技術は魔法と区別がつかない」というものがあります。
確かに、生成AIはある意味“魔法”です。
ですが、魔法のようなツールも、他と差別化できない限りは金にはなりません。
儲け話のテンプレートは、時代を問わず基本的に変わりません。
「○○で簡単に稼げる」という話には、
常に共通する落とし穴があります。
その○○がAIであれ、NFTであれ、からあげマシンであれ。
じゃあ、どう使えばいいのか?
正解はいつも一緒で、「普通に意味のある大変な仕事」を見つけ、
そこに道具としてAIを組み込む。
スマホも自動車も、使って稼いでいるのは、
そういう仕事をしている人だけです。
うわついた妄想はそろそろやめて、地に足のついた働き方を考えましょう。
からあげであれ、AIであれ、道具はあくまで道具。
主役はあなたです。
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編集後記
20代だと特に流されやすいよね。
地に足つけていきましょう^^