「AIって何でもできるんでしょ?」とよく言われます。
たしかに、画像を生成したり、文章を書いたり、コードを組んだり……
ぱっと見は、魔法のよう。
でも、残念ながらAIは“魔法の杖”ではありません。
AIはあくまで「道具」です。
そしてこの道具は、使う人の知識や経験、思考力を“増幅”する性質を持っています。
つまり、もともとある能力にレバレッジをかけてくれる存在。
ここで大事なのは「土台があるかどうか」。
たとえば、マーケティングの経験が豊富な人がAIを使えば、
広告コピーや戦略立案が圧倒的に速く、深くなります。
逆に「とりあえずAI使ってみよう」という人がChatGPTに聞いても、
返ってくるのは表面的な答え止まり。
AIは、あなたの「持っているもの」を何倍にも拡張してくれますが、
持っていないものを“勝手に補ってくれる”わけではないんです。
つまり、AI時代に伸びる人の条件は明確です。
- 自分の専門分野を持っている
- 思考し、問いを立てる力がある
- 道具(AI)を目的ではなく手段として使える
こういう人は、ほんとうにAIを使いこなします。
上記の条件は、数学・国語・科学・外国語・歴史など
一般教養がベースとなっているので
AIが出てきたからこれまでの教養が無意味になるわけではなくて、
むしろ前提知識が非常に重要になってきます。
反対に、何となくAIを触って「すごいね」で終わっている人は、
残念ながら置いていかれます。
道具の進化は止まりません。
でも、どんなにすごい道具も、“使い手”次第です。
あなたの土台、今のうちにちゃんと育てておきましょう。
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編集後記
前提知識を学生時代にしっかり学習してるっていうのは
これからもかなりのアドバンテージ。