昔読んで良かった本を再読するようにしました。
運転者
字を読まない無学な人にもおすすめの
読みやすい小説です。

***あらすじ
中年にして歩合制の保険営業に転職し、三年目の修一。
しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。
ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、
いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。
妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない。
娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。
さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、母からの電話が心にのしかかる。
「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」
思わず独り言を言ったそのとき、
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。
それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――?
***
本書の中に「運を数値化したメーター」があって、
主人公のメーターは先祖が貯めていたっていう
くだりがあるんですよ。
私、あんま感謝とかしないで生きてきたんですが
僕のメーターを貯めてくれたのは両親や先祖のおかげっていうことは
間違いないじゃないですか。
ちゃんと義務教育を受けさせてくれて、
住まいを提供してくれて、
食べさせてくれたから、みんな大人になっているわけじゃないですか。
そう考えると、感謝以外ないよね。
自分の人生に関わってくれている人たちや
このメルマガを読んで陰ながら応援したり、
たまに学が足りなくて文章を理解できなかったりする人たちに
僕は支えられているわけですよ。
で、関わっているみんなにプラスの影響を及ぼせたら
みんなの運メーターは上がって、気分がいいじゃないですか。
結局、感謝やん。
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編集後記
以上、ホワイティ石橋でした。