自社のKPIって本当にこれでいいのか?
という視点はかなり大事。

たとえばアパレルショップを例にすると、
KPIと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「来客数」や「顧客単価」。
確かに売上の公式を分解した“ど真ん中”の指標です。
けど、これだけじゃ物足りない。
これらは言わば“浅いKPI”。
どのお店でも共通して使える、言ってみれば当たり前すぎる数字です。
悪くはないけど、それ以上でも以下でもない。
一方で、「試着室へのご案内数」や「平均店内回遊時間」ってどうでしょう?
これ、売上にガッツリ関係してるのに、見落とされがちな“深いKPI”。
こういう深いKPIは、そのお店のスタイルやスタッフの接客方針、
商品構成によって効果の出方が変わります。
だからこそ“探す”必要があるし、見つけたときのインパクトがデカい。
深いKPIのほうがスタッフが動きやすい。
浅いKPIはGoogleで出てくる。
でも、深いKPIは現場でしか拾えないんです。
もちろん、深いKPIを見つけるのは簡単じゃないし、
「これだ!」と決め打ちするには勇気も要る。
でも、それを見つけてチームの目標に落とし込むのが、
経営者やリーダーの腕の見せどころ。
「うちの試着室、ガラガラだな」と思ったら、回遊導線見直すとか。
「やたらと滞在時間短いな」と思ったら、居心地や導線を変えるとか。
深いKPIは、行動に直結するから面白いんです。
結局、数字って“測るため”じゃなくて“変えるため”にあるんですよね。
ボーっとして営業時間を過ごすのか、
数値を意識して過ごすのか
全然売り上げが変わってくると思いませんか?^^
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編集後記
キャバクラ・スナックだったらボトル率、延長率とか、
私の事業だったらコンペの参加率とか。
実は売上直結ではないけど、重要なKPIって業界ごとにあるんですよ。