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1.将棋の子
将棋の子
奨励会……。そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る”トラの穴”だ。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の1冊。
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2.プロ野球選手になれなかった君たちへ
小学校から野球をはじめた子どもたちは
ほとんど「プロ野球選手になる」ことを
卒業文集に書いたのではないでしょうか。
私もその中の1人で、結局プロ野球選手にはなれませんでした。
中1で気づきました(笑)
みんなにとってプロ野球選手は夢だったけど
夢を諦めたところで人生は負けじゃないところが面白い。
企業でバリバリ働くことも面白いし、
経営側で会社を大きくしたり、
職人として一流になるのも面白い。
野球教室を開いて、プロ野球選手より楽しく稼ぐことだってできる。
そういう意味では人生に負けはないんじゃないかと思います。
最近、読んだ「将棋の子」というノンフィクション小説。
プロ棋士になるためには、奨励会という登竜門に入会して
四段まで上り詰める必要があります。
奨励会の入会試験には、全国各地から神童と呼ばれる子どもたちが集められます。
その中で一握りの神童が奨励会入会を許される。
羽生善治や森内俊之などのスター達に注目が集まる中、
同じ世代を生きた「プロになれなかった奨励会員」に
スポットを当てた小説です。
少年時代は神童ともてはやされたけど、
奨励会では凡人だと気付かされる。
その中で必死にプロになろうとする若者のちょっと暗めの青春ストーリー。
昔の夢を完全に忘れてしまったおじさんたちにおすすめです。
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3.編集後記
勝ちの定義は人それぞれなので
自分ルールで生きることが幸せへの第一歩。