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★人生は費用対効果ではない
イオンの紀伊国屋で毎月数冊の本を
買うようにしています。
あえて実店舗で買う理由は
自分が買わなさそうな本を買うためです。
今回紹介するのは
三千円の使い方
っていう本。
タイトルと表紙からして、Amazonでは
絶対に買わないであろう書籍です。
(節約とか全然興味ないし)
この本の中盤に出てくるエピソード。
70歳を超えて50年ぶりにバイトしはじめたおばあちゃんと
40歳で定職につかずにふらふら旅したりするけど、女にはモテる根無し草タイプの男。
モテ男が付き合っている彼女との将来を
費用対効果で語る(例えば子どもはコスパが悪いとか)
それに対し、おばあちゃんが言った言葉が胸を打ちました。
「費用対効果?ははは。そんなに費用対効果が大切なら、もう、いっそここで死になさい。それが一番、効果あるわよ。ご飯も食べなくてすむし、家も傷まない、服も必要ない、お金もいらない。あくせく働く必要もないわよ」
特に私も該当する30代はコスパ世代です。
ものごころついたときには、パソコンが当たり前にあって
漫画や映画はタダで見れるし、
結婚する割合は非常に低くなってしまいました。
死ぬことが最効率であるとするならば、
生きることを楽しむのは非効率を極めることになるかもしれません。
家を新築で買ったり、結婚したり、子どもを作ったり、休日は子どもと遊んだり。休日をつぶしてゴルフしたり、古い友人と無意味な飲み会をやって妻に怒られたり、近所の人といい関係を築いたり。会社を興して社員を雇ったり、業績が悪くなって頭を抱えたり。
効率が悪いことばかり。
でも効率が悪いことは全部が思い出になる。
効率的に生きている人は、損しているかもしれませんよ^^
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編集後記
この本も効率が悪いことをやっていたら
見つかった良書でした。