現場に出なくなって、3年目になりますが
やはり社長は現場に出るべきではないです。
決して現場を軽視しているわけではなくて
最善の手が「社長が現場から離れること」です。
理由は3つあって
::社員の成長面
社長が現場にいると、苦しい場面で
社長というセットアッパーがいる安心感があります。
たぶん人が成長するときって苦しい場面しかなくて
そんな大事なときに社長が助けてしまっては
誰も成長しません。
::経営戦略面
会社を切り盛りするにはランチェスター経営的にいうと
いくつものカテゴリーがあります。
経営を7つのカテゴリーに分けて
経営に及ぼす影響度を表すと
商品対策 商品・サービスは何か
地域対策 どの地域で売るか?
客層対策 どの客層・業界に売るか?
営業対策 新規客をどうやって見つけるか?
顧客維持 どうやってもう一度買ってもらうか?
<上の全てで80%>
組織対策 仕組み、人の配分 13%
資金対策 資金の調達、配分 7%
実は現場のサービスは
ざっくり企業がやるべきことの30%くらいです。
その他はすべて経営者が考えなければいけません。
日中は現場で指揮をとりながら残り70%をやるのは不可能。
::社員からの意見
現場で実力のある社員から「社長は現場に出るべき」
と意見が出る会社もあります。
経営のすべての情報を知らない上で
視座が高い人は評論家になってしまいます。
この評論家社員が曲者で、周りを巻き込んで
社内の雰囲気を悪くするので早めに芽を積む必要があります。
金も出さずに口だけ出して、ましてや会社の一員なのに
自分だけ戦う側にいないのは許されません。
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編集後記
個人商店で生きていきたいのか
企業で生きていきたいのか、で
社長の居場所が変わると思います。