ブランドというと高級バッグと思いがちですが、
マクドナルド・花王・ほっともっと・ライザップ
なども立派な一流ブランドです。
だからブランド化=高級路線、ではないわけです。
ロゴやウェブサイトを綺麗にする?
これでブランド化ができたら簡単ですが
そんなわけありません(笑)
色んなブランドに関する本を読んできて
いまいち腑に落ちないと思っていたところ、
たぶん正解はこれだなという本を見つけました。
戦略ごっこ―マーケティング以前の問題
この本は、エビデンスベーストマーケティングといって
論文や実証研究に基づく戦略を考える本です。
毎年のように新しいキーワードが登場し、ネットを検索すれば「すご腕マーケターの成功事例」から「偉い先生が提唱する有名な理論」、果ては「どこかのコンサルが考えた独自フレームワーク」まで山のように出てきます。
私はビジネス書を死ぬほど読んできたので
現場で確認した結果と「多くのマーケティング本で書いてあること」
その矛盾にいつも疑問を持っていました。
例えば、
差別化を頑張っても全然振り向いてもらえない会社がある事実
ブランディング化を狙ってSNSでフォロワーをゲットしていても閑古鳥の店
既存客のロイヤリティを上げようと頑張っているけど売上は右肩下がりの店
こういう事例に多くのマーケティング本は対応できません。
本書で書かれていることは、
ブランディング=市場占有率
で説明できる、というなんとも夢のない趣旨です(笑)
ランチェスターでいうと少なくともシェアの14%(上位シェア)を取らないと、ブランディングとか言える立場ではないってことです。
だから私も経営指標を店舗数などではなく
市場占有率に変えました。
小さな業界は市場規模などのデータがないため
フェルミ推定で予測しないといけません。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
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この本、めっちゃ面白いです
九州のゴルフ人口は25.6万人(全国民×九州の人口10.2%×ゴルフ人口4.16%)
九州のインドアゴルフレッスンの潜在人口は少なく見積もって2.6万人(ゴルフ人口の5%想定)
2位以下に圧倒的な差をつける独占シェア40%を獲得するには
会員数1万人になればいい、と分かりました。
市場占有率は、
古い業界だと非常に難しいことですが
新しい業種だったら地域を絞ることで上げやすい。
ホームページ制作のときも
この独占シェアを意識してやっていけば
もっと違ったなぁと思いました^^
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編集後記
30店舗をなんとなく目標にしてましたが
50店舗やらないと独占シェアにならないと気づきました^^;