高校時代の友だちで定期的に会う友人がいる。
ざっくりいうとマイルドなリリー・フランキー。
つかみどころがなくて、一見ふらふらしているようにみえて
実は(たまーに)確信を突くところがある。
税理士になろうとしているけど、あまり学業向きではないため
無資格を貫いている。
ちなみに、実家は太い。
なにも持っていなかった20代前半はよく遊んでいて
あまり多く語るタイプではないけど、
ボソッという一言で爆笑をかっさらう天性の才能があった。
そんな彼が、結婚した。
飛び切りの美人をつれてきた。
聞くと美人なだけじゃなくて、
慶應法学部から電通に就職したバリキャリ。
僕らだけが知っていた彼の良さを
理解できる女性がいたのかと、僕らは驚愕した。
昔、遊んでいたときに友人がいっていたことが思い出される。
「人と同じように走ってもダメなら
いっそ逆向きに走れ、風向きは変わる」
遊び呆けていた彼は、確かに同級生たちのビリだったけど
風向きが変わって今は幸せそうに生きている。
そして、彼女の実家は樹齢千年クラスに太い。
生まれてくる息子は彼女の実家の跡取り息子になるそうだ。
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編集後記
僕らのリリー・フランキーが結婚して、感慨深い。