毎月5〜10件ほど求人の応募があるのですが、
だいたい20〜40代を採用していました。
なんとなく若い人のほうがいいかなぁー
くらいで50代以降の人を書類選考で落としていました。
結論、この判断は機会損失してました。
20代でも50代でもスキルに大差はないし、
伸びない人は伸びなくて、伸びる人は年齢関係なしに伸びる。
愛想の良さも若いからって良いわけではない。
冷静に考えたら当たり前なのですが
もったいない選択をし続けていた。
シニア層を採用するメリット
・社会経験があるから会話の幅が広い
・他に転職する選択肢が少ないため一生懸命働いてくれる
・土日出勤OKな人が多い
シニア層を採用するデメリット
・たまに社会不適合な人がいて、雇ったらヤバい
・定年まで10年程度で、働ける期間が限られる
・幹部より年齢が高く、注意しづらい
「定年まで10年程度」
10年同じ会社で働く人って全労働者の半分くらいじゃないですか。全く問題ないです。
「幹部より年齢が高く、注意しづらい」
ってのは幹部のスキル不足ですよね。
私は、シニア社員でも相槌が気になったら
「相槌は、ハイですよね?」
とすぐ言うようにしています。
「過去に経営者の経験がある人」は加点要素ではないですね。
むしろ減点したほうがいい。
私が社員だったら、会社の足りないところを全部指摘しちゃいますもんね。基本的にお山の大将がいいから、主導権を取りたくなってしまう。立場を分かってない私のような人間は会社経営者しかできません。
私も含めて言えることなんですが、会社経営者は普通の人は選択しない道を踏んでるため、社会不適合率が多い。
ちょっと脱線しましたが、
体力が少し衰えてきた50代以降の方が
働けるような仕事を作っていかなきゃいけない。
これからどんどん求人が厳しくなるため
企業は募集する対象者を広げる必要があります。
そのためには業務を細分化したり、専門化したり
DXで簡単にしたり、外注したりして
会社のシステムをバージョンアップする必要があるわけです。
私の父も、60代後半になりますが
まだまだ若いし現役バリバリ。
会社の業務は父がいないと1週間で回らなくなります。
健康寿命が長くなり、働ける時間が長くなった。
そこに会社は合わせる必要があります。
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編集後記
今回採用した50代の方も非常に良かった。
あと数年したら60代も採用射程圏内に入ってくるでしょう。
シニア層を雇えないのは経営者の器が小さいからかもしれませんよ。