「利益が1,000万円を超えたら、次の打ち手を考えよう」とよく言われます。
売上を上げることに集中していたフェーズから、利益をしっかり確保し、より強い会社を作るフェーズに移るわけですね。
その際に重要になるのが「外部パートナーの活用」です。
私自身、最近いくつかの業務を見直して、外部パートナーの活用を進めました。その結果、内部体制が強化され、事業の成長スピードもアップしつつあります。具体的にどんなことをしたのかしているのか、お話しします。
社労士事務所を変えたら、組織がスムーズに回るようになった
これまでお世話になっていた社労士事務所は、最低限の業務はやってくれていたものの、こちらから質問しないとアドバイスがもらえない状況でした。また給与計算など事務作業が重いものは発注できませんでした。
社内の体制を強化したいと考えたタイミングで、もっと積極的に提案してくれる社労士事務所に変えたところ、労務管理が劇的に改善。
具体的には、
- 就業規則の見直し
- 労働環境の整備
- 賃金規程の改善
- 給与計算のシステム化
など、こちらが求める前に提案してくれるようになり、社内のオペレーションがスムーズに。パートナー選びの重要性を痛感しました。
広告運用を外部に任せて、CPAが改善
広告運用は、最初は社内で試行錯誤しながらやっていましたが、時間も取られるため、思い切って外部のプロに任せました。
この部分は、私の得意分野なのですが、一旦外部化することで仕事を観察して「より強力な内製化」に結びつけたいという長期的な狙いもあります。
結果、
- 適切なターゲティング
- 広告クリエイティブの改善
- 予算の最適化
がスピーディーに行われ、私の業務が1つ減りつつあります。
広告運用は大金を扱って細かい分析と調整が必要なので、社内の限られたリソースでは限界があると実感しました。
クリエイティブ(バナーや動画広告)だけは外部化して、その他の広告運用は内製化できるなと思ってます。
動画編集を外部に任せた結果、内製化する判断へ
動画コンテンツの重要性が増す中、最初は外部パートナーに動画編集を依頼していました。プロの技術を活用しつつ、「これは自社でもできるのでは?」と考え、ノウハウを吸収。
- どんなソフトを使えばいいのか
- 効率的な編集フローとは?
- どのレベルまで社内でできるか?
を研究し、結果的に一部の動画編集を内製化することに。すべてを外部に依存するのではなく、「学べる部分は学び、最終的にどこを内製化するか」を見極めるのが大事だと気づきました。
外部パートナーを上手く使うコツ
- 丸投げしない
- 「プロだから任せればOK」ではなく、こちらの意図やゴールを明確に伝えることが重要。
- 適切なパートナー選び
- 受け身ではなく、積極的に提案してくれるかどうかを見極める。
- 学べる部分は学ぶ
- 外部に依頼しつつ、どこまで内製化できるかを必死に考える。
利益が1,000万円を超えたら、「自分たちで全部やる」から「強いパートナーと組んで、さらに成長する」フェーズへ。外部の力をうまく使って、さらに内部を強くして次のステージへ進んでいきましょう!
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編集後記
社員として特定スキルを持つ方を採用するのは大変です。
特定スキルを持つ方は、IT企業などに行ってしまいますからね(笑
一旦外部化して、社員を学ばせつつ、内部化できるところを吟味するのが良いと思ってます。