財務面で一番重要視しなきゃいけないのは
間違いなく「手元資金」です。
現金の強さの具体例
::心の安定につながる::
資金繰りに苦労した経験はないのですが
知り合いを見ている限り、
手元資金が少ないと思考レベルが極端に落ちます。
資金ショートを起こさないために思考の90%を使って
10%で本業の指揮を取るため負のスパイラルになってます。
::安く買える::
設備や不動産を買うとき競合に差をつけるには
現金で即決できることです。
「来月末の振込を明日振り込むので10%オフにしてもらえませんか?」
この交渉って意外と通ります。
::攻めることができる::
現金があれば、集客パートナーを雇うこともできるし
求人ポータルサイトにガンガンお金を使うことができます。
現金がないとお金のかからない集客や求人しかできず、
結果もなかなかついてきません。
では、どうすれば手元資金が厚くなるでしょう。
::業績が良いときに限界まで借りる::
拡大資金は銀行融資を使って手元資金を温存します。
さらに当座貸越枠の新設・増設を金融機関と交渉する。
::売掛金を全力で回収する::
売掛金の回収が苦手な心優しい経営者さんは苦手ですよね。
当然の権利として全力で回収しましょう。
::在庫資産の現金化::
会社にある資産をできるだけ現金化します。
安く売ってもお金が回ればOK
::先払いのプランを強化::
既存ビジネスで先払いしてもらえるように交渉する
::短期的な資金調達::
・ファクタリング(売掛金の早期現金化)
・リースバック(設備の売却→リース)
上記は経験がないですが、恒常的にやっている会社もあるようです。
::リスケする::
いよいよ厳しいときは
金融機関にリスケをお願いするのも手です。
倒産すると元も子もないので交渉に応じてくれるでしょう。
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編集後記
倒産防止共済っていう節税で有名な公的制度があります。
https://www.smrj.go.jp/kyosai/tkyosai/features/
連鎖倒産しやすい建設系だったら、満額800万円までかけたほうがいいね。