「なんであいつだけ、何やってもうまくいくんだ?」
経営者仲間と飲んでると、こんな話がよく出ます。
で、共通点を探していくと、ある一つの考え方に行きつくんです。
それが、「メタゲームで勝ってる」ということ。
どういうことかというと
──彼らは、戦う前から勝てるフィールドを設計しているんです。
例えるなら、ゲームが始まる前にルールを自分好みにセットして、しかもそのルールの中で自分が一番有利になるようにしてからスタートしてる感じ。
普通は、始まってからディテールにこだわりますよね。
「このページのデザインをあと1px動かそう」とか、「ロゴの色を3種類見比べて…」とか。
もちろん、それも大事。でも、それは“設計が終わった後”の話です。
ゲームでいえば、マップを作って、キャラのステータスを決めて、勝ち筋を見つけた後に、はじめて細部を詰めるフェーズが来るわけです。
逆に、最初からミクロにこだわりすぎると、気づいたら自分が地雷原のど真ん中にいて、しかも裸足で走ってるようなものです。
ある意味、死ぬほどミクロにこだわらないと勝てない戦場で戦い続けるのって、才能じゃなくて根性バケモノです。
でも、経営って、マラソンどころかトライアスロン。
最初から地獄モードでやってたら、どこかで心も身体も持たなくなります。
だからこそ、まずは大枠を作る。
勝てる設計にしておいてから、細かいこだわりを発揮する。
これが、長く勝ち続ける人たちの戦い方なんです。
あなたの今いる戦場、そもそも勝てるマップになってますか?
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編集後記
メタゲームに勝ちやすい業種があって、
勝ちやすいビジネスモデルがある。
飲食だと材料原価・シフト調整を事細かにして
営業利益がやっと少し出る。
不動産売買だったら1発あてて
数百万~数千万とか。
もうゲームが違うんですよ。