人生って、安定しすぎると息苦しいし、
冒険しすぎると疲れる。
まるで、ずっとアクセル踏みっぱなしで走ってるか、
ずっとエンジン切ってアイドリングしてるか、みたいな状態です。
じゃあどうすればいいの?というと、答えは“リズム”です。
緊張と弛緩。ピンと張った弓のような時間と、
ふにゃっと力を抜いた時間。この繰り返しこそが、
「ああ、俺、生きてるな」って実感をくれるんです。
経営者って、基本ずっと気を張ってるじゃないですか。
社員の生活も背負って、未来も読まなきゃいけなくて、気も抜けない。
でも、だからこそ“揺れ”を意識的に作る必要がある。
スポーツやゲームにのめり込むのも弛緩。
これだけしかやらないと全然おもしろくないですが
仕事があるからスポーツやゲームの弛緩が最高に楽しい。
あと最近気づいたのが、転勤。
大企業の転勤って、当事者からするとめんどくさいし、家族も巻き込んで大変。
だけど、実はめちゃくちゃ優れた“揺れ装置”なんですよね。
強制的に環境が変わるから、視点も変わる。
変化にさらされることで、内側に新しい風が吹く。
社内で出世したり、今まで経験したことのない業界の取引先とかもそうです。
これって、人生のリズム作りとしては最高なんです。だから、転勤族の友人を見ると「うらやましいな」と思うことすらあります。ご家族は大変でしょうけど^^;
要は、自分で“張り”と“揺れ”の設計をしないと、人生のバランスはすぐに偏ります。そして偏りすぎたとき、人は決まって「なんかツラい」と言い出します。原因は“揺れ不足”か、“張りすぎ”か、その両方です。
経営も人生も、ガチガチに固めた戦略よりも、ちょっとユラユラしてるくらいが、実はちょうどいい。揺れてる自分も、案外イケてますよ。
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編集後記
私は仕事が好きすぎて、気づいたらビジネス書ばかり読んでいます。
意識的に小説や映画をみるようにしないとバランスがすぐ悪くなります^^;