「それ、わかるかも」
「たしかに、そうかもしれない」
…なんとなく相手に合わせたつもりが、
よく考えると自分の意見を一言も言ってない。
こんな会話、日常にごろごろあります。
でも、言語化力を本気で高めたいなら、
この“ノースタンス癖”を手放す必要があります。
大事なのは、「自分のスタンスを明確にする」こと。
誰かの意見やニュース、SNSの投稿に対して、
「自分は賛成か反対か」「なぜそう思うのか」を
明確に言語化するクセをつけるんです。
もちろん、どっちつかずの曖昧な立場のときもあります。
でも、「どっちつかず」である理由もまた、立派なスタンス。
その理由を言葉にするだけで、思考が整理されていきます。
スタンスを持つと、相手の言葉をより深く理解しようとしますし、
自分の意見も誤解なく伝えようとするので、
自然と言葉の精度が上がっていきます。
おまけに、副次的効果として
「話が面白くなる」という得もついてきます。
スタンスがはっきりしている人の話って、
聞いていて気持ちいいし、ちょっと笑えたりもするんですよね。
とはいえ、いざやってみると意外と難しい。
曖昧な表現で逃げるクセが根深すぎて、
最初は「あれ、自分ってこんなに“思ってなかった”のか」と軽くショックを受けるかもしれません。
でも大丈夫。
意識さえすれば、言語化のアンテナはどんどん鋭くなっていきます。
まずは今日、誰かの投稿に「自分はどう思うか?」を一言で言い切ってみてください。そこから、思考と言葉の筋トレは始まります。
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編集後記
目先の利益のために立場をはっきりさせずにSNSや居酒屋でごちゃごちゃ言うんじゃねぇ、と思います^^