壁にぶつかって立ち尽くした経験、ありますよね。
「なんでこんなことに……」と呆然とする夜も、
誰にでもあるはずです。
でも、不思議とそのどん底から立ち上がれる瞬間って、
だいたい“言葉”が引き金じゃありませんか?
誰かの一言、本の中の一節、マンガの1ページ、
あるいは昔メモしたメモ帳の走り書き。
「ああ、まだやれるかもしれない」
そう思わせてくれるのは、冷静な戦略よりも、
データよりも、結局“言葉”なんですよね。
あの人だったら、こう考えるはず。
あのマンガの主人公だったら笑い飛ばすかな、とか。
順風満帆なときには、そんな言葉なんてなくても突き進める。
でも、歯を食いしばるような状況になると、
それまでに出会ってきた“言葉の蓄積”が、
自分の背中を押してくれるんです。
だからこそ、日々「いい言葉」と出会っておくことは、
ある意味で“経営資源”なんじゃないかと思います。
友人や部下の言葉に耳を傾ける。
本やマンガを読む。
映画を見る。
昔の恩師の言葉を思い出す。
これ、全部「言葉の備蓄」なんです。
特にビジネスの現場で
「誰もが敵に見えてしまう」みたいな孤独、あるじゃないですか。
そんなとき、自分の中にちゃんと“応援団”がいるかどうか。
その応援団の正体は、過去に出会ってきた言葉たちです。
もちろん、誰かの名言じゃなくてもいいんです。
パッとしない友人の言葉だっていい。
「言葉」は、発した瞬間に風のように流れていくけれど、
ちゃんと届いたものはどこかに残っていて、必要なときに自分を助けてくれる。
その言葉を流さずに、ちゃんと現実とリンクさせて
活かすことができるかが大事。
さて、今日もまた、どんな言葉に出会えるでしょうか。
まずはこのメルマガも、ちょっとだけ“備蓄”に加えてもらえたら、うれしいです。
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編集後記
あかん、まーた優しいメルマガ書いてもうた。