「それ、うちの真似ですよね?」
なんて言いたくなるとき、ありますよね。

アイデアをパクられるとモヤっとします。
でも本当に重要なのは、そのアイデアをどう“回すか”。
ビジネスの現場では、
斬新なアイデアなんてすぐに陳腐化します。
逆に、凡庸に見えるサービスでも、
異常なまでに緻密に磨き抜かれたオペレーションで回っている会社は強い。
牛丼チェーン、宅配ピザ、コンビニのおにぎり…
誰でも思いつく商品を、誰にも真似できない仕組みで提供しているから、
あの規模で回せるわけです。
「オペレーションなんて地味でつまらない」と思われがちですが、
実はここにこそ“経営者の美学”が現れます。
現場の1分1秒を短縮するための動線設計、スタッフ教育、クレーム対応フロー。 これを10年単位で改善し続ける執念こそが、ブランドを支える土台になります。
だから「うちのアイデアを盗まれた」と怒るより、
「うちのオペレーションは真似できないぜ」
とニヤリとできる経営者でありたいものです。
ビジネス素人は、アイデアだけで一発逆転を狙います。
でも、長く勝ち続ける経営者は「シンプルさ×継続的改善=真似されても負けない」をよく知っている。
今日もまた、地味なオペレーションの改善に頭をひねる。
それが、価格競争と無縁の“圧倒的ブランド”を作る一歩なのです。
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編集後記
アイデアはいっぱい思いつくんだ!
みたいな人、居酒屋にめっちゃいます(笑
大事なのは行動に移して改善し続けることです。