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1.少女漫画もおもしろい
スキップとローファー
田舎の秀才女子高生が都会の進学校に行く話
ビジネス書ばかり読んでいるおじさんたちにおすすめ
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2.鬼才!服部くんのサッカー戦術について
たしか小学2〜3年生のとき。
体育の授業でサッカーがありました。
運動の得意な先生ではなかったので
「各班で戦術を考えてください」
みたいな丸投げ指導。
各班は小学生なりに戦術を考えていましたが
経験者もいないし、真面目にもやっていない。
ただサッカーを楽しむだけに終始していました。
個人的に注目していたのが服部くん。
彼はおとなしい性格で、
地頭が良いタイプで勉強もできます。
(高校も地域1番の公立校だった気がする)
おとなしいけど、話すとおもしろいし
知的好奇心で彼を観察することが日課となっていました。
そんな彼がサッカーの授業で敵チームの班長。
服部くんを中心とした長いミーティングが終わったあと。
なんと服部くんチームはみんなゴール前に整列して
シュートコースがすべて塞がれてしまったのです!
ゴールに向けて思いっきり蹴ったボールは
ことごとく服部くんチームの誰かにブチ当たります。
彼は不敵な笑みを浮かべて0−0で前半戦終了。
私のチームは僕を中心としてなにも考えずに
ゴールポストに並んだ服部くんたちに対して
サッカーボールを蹴るだけの作戦を後半も続行。
蹴り続けていると、服部くんチームに造反者が出ました。
シュートしたボールを怖がって逃げてしまう不届き者が続出したのです。
結局、最後は服部くんだけがゴール前に仁王立ちし、
大差で私のチームが勝ちました。
授業の終わりに各班の作戦が上手くいったのかどうか
発表するときに、
「作戦に間違いはありませんでした」
「しかし痛いので長時間は行なえませんでした」
と服部くん。
これぞトライアンドエラー!
みんな服部くんを茶化していましたが
小学生の私は「アイデアで完敗した・・・」
その後の鬼才の彼に引け目を感じながら学校生活を送りました。
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3.編集後記
作戦を立てて、チーム全体に実行させて
フィードバックを得る。
服部くんはすごい大人になっていそうだなぁ。